マテリアリティ評価は、サステナビリティ報告ガイドラインの 国際基準であるGRI（Global Reporting Initiative）スタンダードの 「マテリアリティ」原則とダブル（二重）マテリアリティの概念 を適用して行いました。新韓金融グループはマテリアリティ評価 を通じて特定された重要課題をグループの3つの戦略方向である 環境、共生、信頼領域に区分し、その取り組みと成果に関する情 報の充実な開示に努めています。

ダブルマテリアリティの概念

ダブルマテリアリティは、企業の財務状態に影響を与える外部の サステナビリティ関連の環境・社会的要因とともに、企業の経営 活動が外部に与える影響、即ち、内部的観点と外部的観点の両方 を考慮する必要があるという考え方です。これを通じて企業は、 ステークホルダーの懸念と期待を明確に理解し、経営戦略に反映 することで、ビジネスの成果の改善を期待することができ、同時 に企業活動全般に環境・社会的価値をより緊密に反映することが できます。 サステナビリティの拡大と高度化の流れとともに、ダブルマテリ アリティ評価の導入をめぐる主要機関の動きが活発になっていま す。欧州連合（EU）¹、世界経済フォーラム（WEF）²、GRI³ などから、関連指針やガイドラインが発表されており次第にこの 考え方の重要性が高まると予想されます。

¹ 2019年6月にダブルマテリアリティの概念が盛り込まれた非財務情報開示指令（NFRD）発表、
2021年4月にその改定案の企業サステナビリティ報告指令（CSRD）発表（2023年から発効予定）

² 2020年3月に『Embracing the New Age of Materiality Harnessing the Pace of Change in ESG』発行

³ 2023年からダブルマテリアリティ評価の導入を必須事項として適用するという計画発表